オクトパスカードが無効になっていた
この度、香港へ行ってきたのだが、何年も前に行ったときに作った八達通 OCTOPUSと書かれているオクトパスカードについて調べて、長い間使っていなかったのでカードが非アクティブ状態になっていることがわかった。
有効化すべきなのか – 手数料について
Reactivate費用
香港に着いてから少し考えてみたのだが、カードを改めて有効化した方が得なのかどうなのかという点である。こちらのウェブサイトによると、私の英文の理解が正しいとしてだが、有効化にあたっての手数料としては、未使用期間が3年までの場合15ドルの手数料で、以降1年経過ごとに15ドルの手数料が追加されていくように読める。おそらく5年か6年くらい経過しているので、45ドルか60ドル手数料が発生しそうだ。60ドルだとしたら60ドル払って有効化しても、もし残高が5ドルしかなければ、デポジットの50ドルとあわせても、55ドルしか戻ってこないことにはなる。残高がいくらなのか記憶にはないが、おそらくあまり残ってはいないだろう。
そうすると、あえて今のカードを有効化するよりも、新規に作成した方がいいのか?という考えも出てくる。新規作成にはどうも最低150ドルが必要で、うち50ドルがデポジットとなり、100ドルが使用できる残高となる。なるべくクレジットカードでいろいろな決済を行おうと思っており、MTRもそれほど乗るわけでもないので、滞在中に100ドルも使うのだろうかという考えもよぎってくる。今回の香港滞在後また香港へ来るかどうかだが、少なくとも今の時点でその予定はないし、当分来ない気はする。
返金(リファンド)手数料
そうすると、カードを返却した場合の返金はどうなるのだろうかと思い、これも調べてみたところ、OCTOPUSのウェブサイトに掲載されていた。
A Handling Fee of HK$11 or 1% of any remaining value, whichever is higher, for any such Octopus returned if it meets any one or more of the following criteria:
– if its remaining value exceeds HK$1,000; and/or
– if it is returned within 90 days from the date of issue; and/or
– if such Octopus has only been used for five (5) payment transactions or less from the date of issue (excluding any bill payment transaction or donation transaction)
今回新しく作るカードを香港出国前にリファンドすると、上記の二つ目の点に該当し、残高はせいぜい数十ドルしかないだろうから、リファンドの手数料は11ドルということになりそうである。今回新規に作成して帰国前に返却すると11ドルは戻ってこないのは確実だ。
一方、今手元にあるカードを返却した場合は、上記の3つの箇条書きのいずれにも該当しないので、返金手数料は発生しないように見える。
ややこしくなってきたが、カードの返却を前提にすると、今手元にあるカードを、Reactivate費用を支払っても有効化した方が得な気もしてきた。
あるいは、MTRとか数えるほどしか乗らないのなら、1回あたりの乗車運賃は多少高くなるが、オクトパスカードはあきらめ、現金で切符を買って乗るでも良いかもしれない。
有効化してみた
MTRに乗る必要があったので、MTRの駅に行った際、有効化を視野に入れ、MTRの駅の駅員あるいはサービス担当者が座っているカスタマーサービスへ行く。「客務中心 Customer Service Centre」の表示が出ている。
こちらは、空港のエアポートエクスプレスの駅にあった客務中心の写真。香港出国前にリファンドのために立ち寄った。カードの再アクティベートのために行った香港市内のMTRの駅の客務中心とは違うが、参考まで。
座っているお兄さんにカードを渡しつつ「Reactivateしたいのだが」と聞いてみると、カードをかざして何か情報を画面で確認し、40ドル手数料がかかるといわれる。あれ、45ドルとか60ドルじゃないのかと思ったが、40ドルなら50ドルのデポジットも戻ってくるし良いかと思い、Reactivateを依頼することにした。クレジットカードで払えるか聞いてみたら、現金のみと言われ、現金50ドルを渡す。
ちゃちゃっと作業をしてくれカードが無事に有効化されたようで、レシートと一緒に戻ってきた。そのレシートがこちら。
あれ、手数料は45ドルではないか。フォーティファイブではなく、フォーティと聞こえたはずなんだが、私の頼りないヒアリング能力で聞き間違えたのだろう。まあ、ウェブサイトに掲載されていた通りの金額であり、もともとの想定通りだ。(使わなくなって5年経過の場合は、最初の3年が15ドル+残りの2年x15ドル=合計45ドル)
そして、復活後の使用可能な残高であるNew Remaining Valueが1.9ドルとなった。レシートに記載があるように、もともとのRemaining Valueが-3.1とマイナス残高になっていて、以前の香港旅行時に最後に使った際の使用金額に対して不足していた3.1ドルがデポジットから差し引かれていたらしい。今回、50ドル払って、うち45ドルがリアクティベートのための手数料、残りの5ドルがマイナス残高の精算に使われ、5 – 3.1 = 1.9ドルが、新しい残高になったということだと理解した。
このあと、このアクティベートされたカードに現金50ドルを機械でチャージし、無事にMTRにも乗れた。