クレジットカードを使った香港での現金の引き出しとそのコスト

Bill_HKD

香港での現金引き出し

香港でクレジットカードを使って実際に現金を引き出してみた。何回か、いくつかの銀行のキャッシュディスペンサーから引き出してみたので、そのときのレートや手数料などについての記録。私が使ったクレジットカードは三井住友カード。 なお、どの方法で現金化するのが良いのかを考えてみた記事がこちら

 

現金を引き出したときのレートと手数料

今回の香港滞在中、全部で4回、ATMにて現金を引き出した。その際の為替レートや手数料は次の通り。引出額やその円換算額、為替レート、ATM手数料は、後日クレジットカードの利用明細に記載されていたものである。為替レートは、私のカードは国際ブランドがMasterなので、こちらのMasterのレートが適用されているはずだ。ただし、後述するがケース4 だけは、HSBCの独自レートが適用されており、少し高い。ATM手数料は三井住友カードのウェブサイトに説明されている通りである。

ケース1
引出日:6月21日
利用ATM:香港上海銀行 (HSBC)
引出額:200HKD
為替レート:18.12 円/HKD
引出額の円換算額:3624円
ATM手数料:110円

ケース2
引出日:6月23日
利用ATM:招商永隆銀行 (CMB WING LUNG BANK)
引出額:100HKD
為替レート:18.305 円/HKD
引出額の円換算額:1830円
ATM手数料:110円

ケース3
引出日:6月24日
利用ATM:香港上海銀行 (HSBC)
引出額:100HKD
為替レート:18.305 円/HKD
引出額の円換算額:1830円
ATM手数料:110円

ケース4 引出日:6月24日
利用ATM:香港上海銀行 (HSBC)
引出額:100HKD
為替レート:18.91 円/HKD
引出額の円換算額:1891円
ATM手数料:110円

(ケース1 – 4合計)
引出額合計:400HKD
引出額の円換算額合計:9175円
ATM手数料合計:440円

 

支払金利

これも三井住友カードのウェブサイトに記載されているが、海外キャッシングには年18%の金利が発生する。6月26日に早期返済(帰国後に電話して行った。手順は丁寧に教えてくれた。)したためか、クレジットカードの明細には金利が表示されていない。ただ、何日分の金利が発生したのか、その日数は表示されている。

おそらく、この金利は計算上次のようになると思う。海外キャッシュサービス利用分として早期返済したときに三井住友カードから指示された振込額が9187円、上記の4回の引き出し額の円換算額の合計が9175円、その差額が12円なのだが、金利計算してみると確かに金利合計は12円である。

ケース1
引出日:6月21日
返済日:6月26日
5日分の利息 金利:3624円 x 18%  x 5 / 365 = 8.9円

ケース2
引出日:6月23日
返済日:6月26日
3日分の利息 金利:1830円 x 18%  x 3 / 365 = 2.7円

ケース3
引出日:6月24日
返済日:6月26日 2日分の利息
金利:1830円 x 18%  x 2 / 365 = 1.8円

ケース4
引出日:6月24日
返済日:6月26日
2日分の利息 金利:1891円 x 18%  x 2 / 365 = 1.8円

(ケース1 – 4合計)
各ケースの円未満を切り捨ててから足し上げると、 8+2+1+1 = 12円 となる。

 

結局かかったコスト

実はケース3とケース4は最終日に後学のために、特に必要ないところあえて現金を引き出したものである。今回4日ほどの滞在で実際に必要だった現金はケース1とケース2の合計となる。

この二つのケースのコストを合わせてみると、合計5454円相当を引き出すのに230円という約4.2%のコストを支払ったことにはなる。最初の一回で300HKD引き出していれば、120円ほどのコストで済んだので、理想的にはそうできればよかったのだろう。

(ケース1 – 2合計)
引出額合計:300HKD
引出額の円換算額合計:5454円
ATM手数料合計:220円
支払金利: 10円

 

ATMの操作手順・画面ありー 為替レートに注意

ケース3は、引き出し操作の時にHSBCのExchange Rateを指定しなかった場合、
ケース4は、引き出し操作の時にHSBCのExchange Rateを指定して引き出した場合、
のレートである。

ケース4のほう3.3%ほど(18.91円と18.305円の比較)高いレートとなっている。 これは、クレジットカードをお店でショッピングで使うとき、今のレートで日本円で決済しますか? それとも、HKDで決済しますか?という選択で、日本円を選択すると高いレートとなるのと似たような仕組みのようである。

HSBCのExchange Rateを指定しなくて済むよう、参考にATMの画面を撮影しておいたので、それをここで紹介しておく。

1. クレジットカードを挿入し、現金引き出しである Cash withdrowalを選択(左側にあるグレーの丸いボタンを押す)。
HSBC ATMの画面 1

2. クレジットカードを使ったキャッシングなので、Credit card (cash advance) を選択。
HSBC ATMの画面 2

3. 引き出し額は今回は100ドルとした。選択肢にはないので、100と打ち込んでEnterキーを押す。 

4. 為替レートの選択画面がこちら。ここが重要で、Continue without HSBC conversionを選択するべき。Continue with HSBC conversionを選んでしまうと、画面に表示されているように、HSBC exchange rateが適用されてしまい、レートが3% Mark-upされるようだ。日本円としてはこの時点のレートで換算した結果の1891円として確定するが、いかんせんレートが3%高くなる。 右利きの人は、押しやすい右側にあるボタンを勢いで押さないように気を付けよう。 
HSBC ATMの画面 4

5. 下の画面は、2, 3, 4 のいずれの後に表示されたのか覚えていないのだが、キャッシングサービスの手数料とATM手数料がチャージされるであろうことが記載されており、操作を継続しますか?と聞かれている。継続しないと引き出せないので、Yesの方のボタンを押す。   
HSBC ATMの画面 5

 

そのほか写真

ケース1で空港にて最初にキャッシュを引き出した時のHSBCのATMがあったところ

ケース2で引き出した時の招商永隆銀行のATM

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