Toyota WalletへのチャージのときにANA PayキャシュとANA Payマイルのどちらが使われるのか

トヨタウォレットへANA Payからチャージするときに、ANA PayキャシュとANA Payマイルのどちらが使われるのか、そのチャージ元を切り替えられるのかについて書いています。

きっかけ – ANA マイルが期限を迎える

今年の3月末で有効期限を迎えるANAのマイルがあり、飛行機に乗る予定もないのでどうしたものかと調べた。期限切れ予定のマイルのうち「グループ3(用途・期間限定マイル)」という種類のマイルもあり、これは利用用途が限定されているようなので何に使えるか調べてみたところ、ANA Payへチャージできることがわかった。

ANA Payへチャージできれば、そこからToyota Walleへチャージし、更にPasmoへチャージすることで、チャージ利用時のポイントももらいつつ、普段の電車や多くの街なかで使える。交換レートは1マイル=1円となる。

検討 – ANA PayマイルとANA スカイコイン

ANA SKYコインへの交換もグループ3のマイルであってもできる。10000マイル以上10000単位でまとめて交換すればではあるが、1マイル=1.2円とか1.3円あるいはそれ以上のレートで交換できるように還元率は高い。

一方、ANA SKYコインとした場合は基本飛行機チケットやANAツアーの料金に充当できるという用途に限られるので、飛行機に乗る予定があるのか、旅行へ行く予定があるのか、を考えて置く必要がある。交換後1年というANAスカイコインとして有効期限があることも、考慮すべき大きな点だ。そして、10000マイル未満の交換であれば1マイル=1円、といった点もある。

結果、飛行機に乗る予定が今のところないので、ANAスカイコインへ交換するよりも、ANA ペイマイルへの交換とするほうが今回は良いだろうと判断した。1マイル=1円ではあるが、1マイルから1マイル単位で交換できること(グループ3の残高は850マイルだった)、利用において柔軟性高く有効期限もない実質的にないと言っていいパスモへ最終的に交換できること、それらのメリットを取ることとした。

Ana Payマイルへのチャージの時にグループ1とグループ3のどちらのマイルが使われるのか

ANA Payマイルへのチャージ時に、用途制限のないグループ1のマイルと用途制限があるグループ3のマイルのどちらが優先的に使用されるのか。これについては、調べてみたら次のFAQに解説されていた。グループ3→グループ2→グループ1の順で優先して使われるとのことだ。
Q: ANA Payマイル残高にマイルをチャージする場合、マイルの有効期限の近いものからチャージできますか。

A: 回答
はい、できます。
マイル口座グループ1から3までの口座グループに積算されたマイルの中で、有効期限の近いマイルから優先してチャージされます。マイルの有効期限が同じ場合は下記の順に優先してチャージされます。
グループ3
グループ2
グループ1

Toyota Wallletへチャージの時にANA PayキャシュとANA Payマイルのどちらが使われるのか

ここで気になってきたのが、ANA PayからToyota WallletへチャージのときにANA PayキャシュとANA Payマイルのどちらが使われるのか。そもそもANA Payマイルからトヨタウォレットへはチャージできるのか。

下のように、ANA PayキャシュとANA Payマイルは別の財布と考えて良いようだ。ではこの図にあるようにアプリ内でおサイフを切り替えることで、トヨタウォレットのような電子マネーへのチャージ時に使う財布を即座に切り替えられるのか。

Ana Pay キャッシュとマイルの切り替え

トヨタウォレットへのチャージ時に使うANA Payのクレジットカード番号(バーチャルプリペイドカード番号)は、ANA PayキャシュとANA Payマイルで異なるのかなと思い、確認してみた。ANA Mileageアプリ内でANA PayキャシュとANA Payマイルを切り替えて、それぞれのクレジットカード番号を表示ささせてみたが、どちらも同じ番号だった。クレジットカード番号を使い分けて、ANA PayキャシュとANA Payマイルを使い分けるということはできないようだ。

なので、実際にやってみないとわからないなと思い、試してみた。

ANAマイルをANA Payマイルへチャージ

スマホのANA Mileageアプリを立ち上げ、マイルの方をタップして、ANAペイマイルへチャージ。チャージするマイルはグループ3の有効期限が近い残高である850マイルとした。無事に850円分のANA Payマイルの残高として反映された。

チャージ前残高

トヨタウォレットへのチャージ前のANA Payマイルの残高

なお、ANA Payマイルへのチャージには上限があるので要注意。本人確認済みの場合で1日10000マイル&1ヶ月50000マイル。本人確認未実施の場合で1日5000マイル&1ヶ月30000マイル。

ANA PayマイルをToyota Walletへチャージ

スマホのANA Mileageアプリで、あらかじめマイルの方を選択としておく。
そのうえで、トヨタウォレットのアプリで、チャージ最低金額である500円のチャージを行ってみた。すると、ANAペイマイルの残高の方から500円分が引かれた。

チャージ後の残高のスクリーンショットがこちら。残高が850円から350円へと変わっている。

チャージ後残高

トヨタウォレットへのチャージ後のANA Payマイルの残高

 

ANA PayキャッシュからToyota Walletへチャージ

では、ANAペイキャッシュとANAペイマイルの切り替えが、トヨタウォレットへのチャージ元としてもすぐに反映されるのか、これについても試してみた。

スマホのANA Mileageアプリで、キャッシュの方を選択。そのうえで、トヨタウォレットのアプリで、チャージ最低金額である500円のチャージを行ってみた。すると、ANAペイキャッシュの方から500円分が引かれた

そのスクリーンショット↓ Toyota Walletへのチャージ前の残高が6174円、チャージ後の残高が5674円となり、ちょうど500円引かれていることがわかる。

チャージ前

トヨタウォレットへのチャージ前のANA Pay Cashの残高

チャージ後

トヨタウォレットへのチャージ後のANA Pay Cashの残高

ANAペイキャッシュとANAペイマイルをアプリ内で切り替えておくことで、チャージ元としても即座に切り替わるようだ。

ANA Payの残高不足の場合

さらにANA Mileageアプリでマイルの方を選択しなおし、トヨタウォレットへ500円分をチャージしようしてみたところ、次の画面のエラーとなった。
残高不足エラー

ANA Payマイルの残高が150円しかないため、残高不足でエラーとなったようだ。このときANA Payキャッシュの残高は5674円あったわけだが、片方のおサイフが残高不足の時に自動的にもう片方のおサイフの方で決済するといったことにはならないことがわかった。

結論 – Toyota WallletへのANA Payマイルからのチャージはアプリ内で切り替えて選択しておくことで可能

結果、

  • ANA Payマイルからトヨタウォレットへのチャージは、事前にANAマイレージアプリでマイルの方を選択しておくことで可能となり、ANA Payマイルからチャージされる
  • ANA Payキャッシュからチャージしたいのか、ANA Payマイルからチャージしたいのかにより、あらかじめANAマイレージアプリでキャッシュ or マイルに切り替えておくことで、即座に支払い元としてそれが反映される
  • ANA PayキャッシュとANA Payマイルとは別々の財布なので、片方が残高不足の時に自動的にもう片方で決済されるといったことにはならない。支払い元と指定している方が残高不足の場合にトヨタウォレットへチャージしようとするとエラーとなる
  • オンライン決済をする場合のクレジットカード番号(バーチャルプリペイドカード番号)はANA PayキャッシュとANA Payマイルのどちらを支払い元としても同じ。どちらのおサイフから支払われるかは決済されるときにアプリ内で指定されていた方となる

ということがわかった。

ちなみに、Toyota Walletのアプリだが、なぜかWIFI接続だと起動しないので、スマホでWIFI接続をオフにしてモバイル通信となるようにしてから使っている。しょっちゅうToyota Walletへチャージするわけではないので、今のところその運用でも問題はないが、改善されると良いなとは思う。

あと、今回ANA Payマイルへ150円分が残ってしまった。トヨタウォレットへは500円以上でないとチャージできないので、150円分の電子マネーとしてApple PayかIDで街なかで使うか、もう150マイルだけANA Payマイルへチャージして残高が500円となるようにしてから、トヨタウォレットへチャージしようと思う。

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